沿革
沿革
設立前史 |
まだ世界にない製品を~オリジナル製品主義のルーツ~創業当初は某大手電機会社の下請けとして、ICのテストボードや製造工程の省力化機器を製造していた。当時、社長 伊藤は、自分で価格を決められないポジションにジレンマを感じ、下請けからの脱却を決意。そのためには自社開発のオリジナル製品が必須と考えていたところに、商社系血液検査センターから「医療検査の前処理の自動化」の相談を受けたことが、現在の検体前処理搬送システムの始点となっている。IDSのルーツともいえるこの経験が、「オリジナル製品主義」として現在に息づいている。 |
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1987年 |
株式会社伊藤電気製作所より医療分野を独立分離し、株式会社伊藤電子を設立![]() 独立前から手掛けていた試作第一号機は、「戦車ほども大きい機械」となり、実用レベルに到達するまでにはかなりの試行錯誤が続いた。正解のない技術への挑戦、資金不足、倒産の危機と問題が立ちはだかる中、一人の商社社長との出会いによる奇跡的な資金援助を得て、87年に新会社を設立。88年には島根医大に1号機を納品。これを機に全国の大学・病院からの見学者が急増し、やがて東大・京大・神戸大からのオファーを受けるようになっていった。 |
1988年 | 株式会社アイディエスと社名変更 |
1992年 |
コールター社(米国 マイアミ)と販売契約を締結日本国内でのオファーが増えていく一方で、IDSは市場を海外にも拡大しようとしていた。当時血液分析器の分野では米国「コールター社」が世界No.1。伊藤は、その代表であり、血液中の赤血球・白血球の数を数える「コールターカウンター」の開発者でもあるウォーレス・コールター社長に直接自社製品をアピールし、自社の技術を「アメリカより10年進んでいる」と言わしめた。その後すぐ全米での販売契約を締結。コールター社の全面支援を受けて、オハイオ州立大学やペンシルバニア大学など米国の有名病院に自動搬送システムを納入することとなった。 第1工場増設 |
1994年 | 第2工場増設 資本金を4,000万円に増資 米国シアトルに「IDSアメリカ」設立 資本金を5,000万円に増資 厚生省医療用具製造許可取得 東京営業所開設 大阪事務所開設 |
2000年 | IDS-2000発売 東京大学と搬送システムの受託研究契約 広島事務所開設 |
2002年 | 第3工場新設 |
2003年 | 「IDSアメリカ」米国シアトルよりロサンゼルスへ移転 |
2004年 | ベックマンコールター社(米国 カリフォルニア)と販売契約更新 IDS-3000発売 第5工場新設 名古屋事務所開設 |
2005年 | 第6工場新設 |
2006年 | 第7工場新設 |
2008年 | ISO13485取得 |
2011年 | IDS-CLAS6000発売 第5工場増設 |
2012年 | IDS-CLAS 3600、IDS-CLAS・Hr発売 |
2014年 | 第8工場新設 第10工場新設 ベックマン・コールター社(米国 カリフォルニア)と販売契約更新 IDS-CLAS・TLシリーズ発売 |
2015年 | IDS-CLAS 2800発売 |
2016年 | IDS-CLAS X-1発売 |
2017年 | 菊陽工場A棟新設 資本金1億円に増資 |
2018年 | 菊陽工場B棟新設 |
2020年 | 菊陽工場C棟新設(4月完成予定) |