企業情報

開発史・沿革

オリジナル製品を磨き抜いて、
世界的なマーケットシェアを
確立

黎明期からアイディエスの「唯一無二の価値を持つオリジナル製品を生み出す」という信条は変わりません。
当時、臨床検査における検査技師は、検査自体よりも人手のかかる前処理に時間を取られている現実がありました。
前処理作業を自動化することにいち早く着目した私たちは「臨床検査業務の自動化」に乗り出します。
そこで、ユーザーに密着して課題を探り出すとともに、開発・製造・販売・メンテナンスを自社で行う一貫生産体制を作り上げていきます。

開発史

初代 検体前処理搬送システム

社長 伊藤が、知人の血液検査会社から、検査の前処理の自動化について相談を受けたのが1980年代初頭。ゼロから開発し数年かけて完成させた試作機は、「精度が低すぎて使い物にならなかった」といいます。
数々の試行錯誤を経て、やがて1988年、島根医大に納品した製品が初代の検体前処理システム。搬入・開栓・ラベル発行・分注・搬出などの機能を備えた巨大なユニット群でした。以降、全国の大学・病院からの見学者が急増、血液検査の前処理を自動化することへの関心と二ーズが高まりました。
このシステムは、間もなく各部品を徹底的に見直すことで1/2サイズに小型化され、より使いやすいサイズ・デザインの『IDS-880』へと進化。現在も使い続けられているロングセラーとなりました。

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次世代の「オリジナル製品」へ

血液検査の前処理・搬送の分野においては他の追随を許さないIDS。しかし、その目は次のニーズ、次の市場を捉えています。現ラインナップではより省コスト・省スペースなシステムへと進化を目指しました。No.1であることに目的を置かず、常に次のオンリーワンとなり得る「オリジナル」を求めて成長を続ける姿勢に、揺るぎない理念が現れます。

沿革

設立前史

まだ世界にない製品を
~オリジナル製品主義のルーツ~

創業当初は某大手電機会社の下請けとして、ICのテストボードや製造工程の省力化機器を製造していた。当時、社長 伊藤は、自分で価格を決められないポジションにジレンマを感じ、下請けからの脱却を決意。そのためには自社開発のオリジナル製品が必須と考えていたところに、商社系血液検査センターから「医療検査の前処理の自動化」の相談を受けたことが、現在の検体前処理搬送システムの始点となっている。IDSのルーツともいえるこの経験が、「オリジナル製品主義」として現在に息づいている。

1987年

株式会社伊藤電機製作所より医療分野を独立分離し、株式会社伊藤電子を設立
第2工場新設

1988年

株式会社アイディエスと社名変更
検体搬送システム TLA-100発売

検体前処理搬送システム1号機を納品。各部品を徹底的に見直し制度の向上と小型化を実現。全国の大学や病院から受注。

1992年

コールター社(米国マイアミ)と販売契約を締結
第1工場増設

1993年

採血管準備装置 AL-500発売

1994年

第2工場増設
資本金を4,000万円に増資
米国シアトルに「IDSアメリカ」設立
資本金を5,000万円に増資
厚生省医療用具製造許可取得
東京営業所開設
大阪事務所開設

1997年

検体搬送システム IDS-880発売

2000年

IDS-2000発売
東京大学と搬送システムの
受託研究契約
広島事務所開設
第2工場増設
IDS-2000PLUS発売

2002年

第3工場新設

2004年

IDS-3000発売
第5工場新設
名古屋事務所開設

2005年

第6工場新設

2006年

第7工場新設

2008年

ISO13485取得

2011年

第5工場増設
IDS-CLAS 8000発売
福岡事務所開設
検査システム LABOWARE発売

検体前処理の最新基本モデル
「IDS-CLASシリーズ」

2012年

IDS-CLAS 3600
IDS-CLAS・Hr発売

検体前処理分注装置の基本モデル
「IDS-CLAS 3600」

2014年

第8工場新設
第10工場新設

2015年

IDS-CLAS 2800発売

多くの機能をコンパクトなボディに凝縮した高能率分注装置「IDS-CLAS 2800」

2016年

IDS-CLAS X-1発売

使いやすいデザインへと進化した
「IDS-CLAS X-1」

2017年

菊陽工場A棟新設
資本金1億円に増資

2018年

菊陽工場B棟新設

2020年

菊陽工場C棟新設

2023年

IDS-Hr2販売

尿検体の前処理に焦点を合わせ基本性能を強化
全自動尿分注装置「IDS-Hr2」