IDS 製品情報
開発担当の声
ソフトウェア開発
製品が動く現場で、
お客様にとって使いやすい
それがIDSです。
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個々のお客様に使いやすいシステムを
IDSの製品は柔軟性の高いユニットですから、施設に合わせて、機器のレイアウトを変えたり他社製品と接続することが可能です。それが強みでありお客様に支持される理由のひとつです。ただ、レイアウトによってレーンの経路が変わるため、ラインコントローラーの変更が必要になります。本体自体に変更が加えられる場合にもソフトウェアの設定値が変わります。そういったカスタマイズへの対応がソフト部の主な役割です。
納品・立ち上げの際は、現場に出向いてラインコントローラーや分析装置との接続テストをします。製品を設置・接続するだけでなく、お客様にとって使いやすい状況を整えるまでが仕事だと思っていますから、想定外のアレンジや、お客様がリハーサル稼働してみて判明する課題の調整など、簡単なものはその場で仕上げて帰ってきます。カスタム要素のある製品では、アメリカ・欧州・韓国・台湾など海外の現場にも応援に行きます。
現場での作業はお客様の生の声を聞くチャンスでもあります。使う側の意見を吸い上げて、細かい改善は都度反映させていますし、顔が見えるので心情的にももっと良くしてあげたいと思いますね。 -
一貫生産ならではのスピーディなレスポンス
IDSはユニットの種類やカスタマイズが多く、同じものをずっと作っているわけではないので、技術者としてはやりがいがある環境です。最近ではIDS-CLAS 6000の制御システムの開発が大きなプロジェクトでした。ソフトウェアの場合はノウハウの積み重ねで進化向上させていく部分もありますが、開発環境…例えば制御に使うプラットフォームのバージョンアップ等への対応も必要です。ソフトウェアで最も変わるのが、処理のスピード。例えば個々の検体の確認に要する時間が変わるだけで、全体のスピードは大幅に変わります。IDS-3000と後継機のIDS-CLAS 6000とでは、メカとソフトの相乗効果によって処理量が倍増しました。
お客様と直接対話する中で、有益な意見、他に展開できるアイデアがあればスタンダードとして取り込んでいきます。こういう方が使いやすいだろうと、ソフトから営業や設計に提案することもあります。そういう点で、一貫生産はレスポンスが早い。ミーティングではもちろん、日常的な社内での会話の中で情報交換する機会もありますし、デバッグの最中に設計担当者を呼んで課題を解決するようなこともできます。何を変えるにしても対応が早いのは強みですね。